第36章私たちを見捨てたシャーロット

「それがシャーロットの、俺に対する評価か?」ジェームズは鼻で笑い、表情を陰らせた。

エイヴァはごくりと唾をのみ込んだ。燃え盛っていた気性がすっと冷え、恐怖がじわりと忍び寄る。だが、シャーロットが行方不明になったのは少なからずジェームズのせいだ――そう思い出した途端、胸の奥から勇気が戻ってきた。

「ジェームズ、全部あんたのせいじゃない! 本当に最低!」エイヴァは言い返した。

ジェームズは腹の底で煮えたぎっていたが、エイヴァを一瞥して平静を装った。

「シャーロットはどこだ。出せ」命令口調で言う。

これ以上ジェームズと口論する気などなかった。「ここにはいない」エイヴァは無感情に答えた。

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